「安息日(あんそくび)」とは、キリスト教やユダヤ教で重視されている、神様が定めた休息の日です。この日は人々が労働を休み、神様に礼拝をささげるための特別な日とされています。
しかし、現代の日本ではあまり馴染みのない概念かもしれません。「なぜ土曜日に礼拝するキリスト教徒がいるの?」「日曜日とどう違うの?」と不思議に思った方もいるでしょう。
この疑問を解き明かすためには、まず聖書における安息日の意味とその背景を正しく理解することが重要です。
神様の命令としての安息日:十戒に記された永遠の約束
聖書の中でも特に有名な教えの一つに「十戒(じっかい)」があります。これは神様が人類に与えた道徳的な指針(モラルの規範)として知られています。
その中の第4番目の戒めが、「安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ」(出エジプト記20:8)というものです。
興味深いことに、十戒の中で「覚えて(Remember)」という言葉で始まるのはこの戒めだけです。これは、神様が安息日を単なる休みの日ではなく、神と人との契約において特に重要な日と位置づけていることを意味しています。
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| 永遠の約束、安息日 |
一時的な制度ではなく「永遠のしるし」
神様は安息日を「永遠の契約」「世々にわたって守るべきもの」と明言されました。
これは、わたしとイスラエルの人々との間の永遠のしるしである。主は六日のうちに天と地を造り、七日目に休み、そして息をつかれたからである。ー 出エジプト記 31:17
わたしはまた、安息日を彼らに与えた。それは、彼らを聖なる者とする主がわたしであることを知らせるしるしである。ー エゼキエル書20:12
このように、安息日は単なる休日や習慣ではなく、神様がご自身の民を他の民から区別するための“しるし(象徴)”として与えられたものなのです。
なぜ現代の私たちにも関係があるのか?
現代の多くの人にとって、「安息日」は古い宗教的な制度や、ユダヤ教だけに関係する習慣だと思われがちです。
しかし、聖書に基づいて考えると、安息日は決して過去のものではなく、今日でも意味を持つ重要な日であることが分かります。
安息日は、神の創造の記念日であり、神との関係を象徴する永遠の契約の日です。これはユダヤ人だけでなく、神を信じるすべての人々にとって意義のある日とされています。
この記事では、安息日の起源と聖書的な意義に焦点を当ててご紹介しました。
次回は、新約聖書におけるイエスの言葉に注目し、安息日が本当に終末まで守られるべき戒めなのかどうかを詳しく見ていきます。

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